2016/04/28 燕楽舞踏会 レポ

開演前のお嬢様への諸注意から、今夜の舞踏会の裏側をお見せ致します。という話
「今宵の舞踏会、各国の王子もお招きしております。どんなことが起こるのでしょうか。準備の段階でも、それはたくさんのことがありました……そんな舞台の裏側を、お嬢様にご覧頂きます。」
オープニングを歌い終わり、執事長(?)椎名さんに向かって整列する他の執事さん。執事の点呼を取った後、各々持ち場へ。
1人の執事が戻ってきて、「川の橋が壊れてこちらへ渡れないそうです!楽器隊の到着が遅れます…!」
みんなで橋になればいいのでは、と提案する執事、葵さんにみんなでツッコミをいれたりしていたら、もうひとりの執事が駆け込んできました。
「ハロプロ王国からの王子がご到着されました!」
執事が迎えたのはにーちゃん。
「ハロプロ王国の長男、歌って踊る食いしん坊、にーちゃんです」
「申し訳ありません、楽器隊の到着が遅れていて、舞踏会を開催出来ないのです…!もうしばらくお待ちいただけますか?」
「それは大変ですね……では、僕の兄弟たちも呼んできますね」
登場する残りのメンバー。並び順はいつも通りで、みんなかしこまっての挨拶でした。
「ちょっぴりお馬鹿な王子、とみたけです!」
「はい、ちょっぴり色黒な王子、白服です」
「君専属王子様ノックソです!」
「今日も笑顔笑顔、野崎弁当です」
「ハロプロ王国で1番の高身長、二番煎じです」
「ちょっぴりクールな王子、あおいです!」
「甘いもの大好きな、フォーゲルです」
「ハロヲタ一重の王子様、気まぐれプリンスです!」
椎名さんが
「皆様、ご兄弟でいらっしゃるんですか!?勉強不足でございました……!」
と恐縮していたら、葵さんが突然
「ええっ、お嬢様なんですってぇ!?!?」と客席へ耳を傾け、
「王子達の、歌と踊りが、今ここで見てみたい!??!」
突然の提案に椎名さんあたふた。
「お嬢様、そんなわがままをおっしゃってはいけません…!」
お嬢様のわがままを、にーちゃんと白服さんはあっさりと受け入れます。
「いいですよ〜」
「僕達もお嬢様にお見せするために練習してきたんですから」
「王子、なんとお優しい……!」
と、言うことで、執事さんに上着を預けて準備を整えます。曲は、
「あすの日に灯をともそう」
「HoneyBee」
2曲の後、白服さんから
「改めまして、むすめん。です!」
とご挨拶。
白服「僕達の3枚目のアルバムから『あすの日に灯をともそう』、そして4枚目のシングル、『Honey Bee』をやらせていただきました。」
続いてとみたんの曲紹介。
「次は、みなさんもきっと知ってる曲です。それではお聞きください。」
「威風堂々」
「むしゃむしょサンキュー」
の2曲を終えた王子達の元へ、感動した執事たちがタオルを手に手に駆け寄ります。
「流石は王子!素敵な歌でございました!」
絶賛する椎名さん。
「本当に素晴らしい踊りでした。うちの椎名がやったらもう、ぎっくり腰ですよ」
「いえいえ、意識不明の重体でごさいます!」
と葵さんとおどけた後、舞台後方にテーブルとお茶の準備をし、王子達をもてなします。
「こんな雰囲気でやらせて頂くのは初めてで、緊張してます……」
白服さんはもちろん、丁寧すぎる執事さんにみんな落ち着かない様子。
執事のねぎらいに応えようとして
「ご機嫌麗しゅう」
しか言えなくなるとみたん。
「敬語は難しいでごさいます!」
「彼ちょっとバカなんです!」
ノックソのフォローらしからぬフォロー。
「王子、あのような素晴らしいパフォーマンスの為に、普段どのような練習をされているのですか?」
と言う執事の質問に答えようとしたぷんたが噛み、客席がざわつくのを、
「静まれ!今兄者が喋っておられるぞ!!」
と牽制するとみたん。
「それはもう毎日……時間をかけて……!!」
「では、健康管理など、なにか気をつけていることはありますか?」
「その質問は!うちの第一王子の白服に!第一王子?次男の!白服が!」
「お前年下だろ」
調子に乗るとみたけに怒る白服さん。
「健康の為に、最近マルチビタミンサプリとプロテインを飲んでいます」
「その、その紅茶にもプロテインをお入れしました」
「え、どれくらい?たんぱく質は何g入ってますか?」
「えー、250g!です!」
「多いなぁ」
葵さんが入れたと言い張るプロテイン紅茶。
「筋肉師匠!筋肉師匠!!」
煽る顎兄弟によりフォーゲルさんが飲むことに。
一口飲んだのを見て
「ほら、みるみる筋肉が!!」
ととみたんがさらに煽ると、袖をまくっていた両腕の筋肉を曲げて見せてくれました。
「ところで、今日は大事な日らしいではないですか!」
脇に控えていた百合野さんが、何か主張を始めました。
「えっ…と、燕楽舞踏会の日ですが……」
「今日と言えば……木曜日?」
「それもありますけど、もっと大事な日なんですよ、ねぇ!?」
百合野さんに聞かれるも、王子たちも顔を見合わせています。
「今日は、野崎弁当王子のお誕生日です!」
舞台前にエスコートされる野崎さん。王子達はこの流れを全く知らなかった様子。
「では、野崎弁当王子の為に、我々がいつもお嬢様にしているお祝いをさせて頂きます。野崎弁当王子、お誕生日、誠におめでとうございます。こちら、私どもで厳選いたしました、紅茶でございます。どうぞお収めください」
そして、みんなでハッピーバースデーの合唱。
盛大な拍手でのお祝いになりました。
「野崎弁当王子はこの後、バースデーパーティに向かわなくてはならないそうなので、舞踏会は後の8人の王子に参加していただきます。楽器隊が到着するまで、どうぞ控え室の方でお待ちくださいませ。野崎弁当王子には馬車をご用意してございます」
そして、執事さんたちにエスコートされ、舞台を去ってゆきました。

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